お疲れ様です。
前回の続きで、5回目の各メーカー比較 料金早見表ご紹介の続きになります。
このシリーズは今回が最後になります!
1~4回目をまだ見てない方は、見ていただいてからのほうが繋がるかと思います。
◆ 1回目
【家づくり#3】各メーカー比較 料金早見表 ご紹介① | 猫と家づくり (mugicat.com)
◆ 2回目
【家づくり#4】各メーカー比較 料金早見表 ご紹介② | 猫と家づくり (mugicat.com)
今回投稿するのは下記表の④の部分になります。
④家の維持費
上から順番に詳細をご説明します。
外壁塗直しメンテ費用(30年)
外壁のメンテナンス費用になります。
外壁は何も掃除等していなければ、30年で汚れきってボロボロになり、目も当てられない状態になります。
私の実家も築30年以上経っていて、何もしていないのでサイディング外壁は本当に酷い状態です。
外壁の種類によって、30年で0~2回の塗り直しが必要になります。
1回の塗り直しでも 作業者の足場を作るため、数十万もするので、初期費用が高くなっても高耐久の外壁材か、タイル仕様の外壁をおすすめします。
外壁・目地・屋根のメンテナンスは同じ時期に出来るように調整すると足場費用が1回ですむので、時期を揃えるようにしましょう。
やらないと壁からの雨漏れで断熱材が腐ったりするので、無視せず必ずメンテナンスしましょう。
目地,シール メンテ費用(30年)
外壁には目地といわれる場所があります。
簡単にご説明しますと、外壁と外壁の繋ぎ目です。
この目地,隙間の気密性を保つために、シーリング(コーキングとも言われる)という作業で埋めています。
目地は雨風、紫外線に弱いので基本は10~15年に1回交換(シーリングし直し)を行います。
外壁と同様に、初期費用が少し高くなっても高耐久の物にする等、メンテの時期を合わせて行うことが節約になります。
目地に関しても、やらないと壁からの雨漏れで断熱材が腐ったりするので、無視せず必ずメンテナンスしましょう。
屋根メンテ費用(30年)
屋根に関してもメンテナンスは必ず訪れます。
種類によってメンテナンス時期はそれぞれ違うので、
初期費用 / メンテナンス費用 / デザイン性 のバランスで決めましょう。
こちらのサイトで、分かりやすく屋根に関して載ってますので是非読んでみてください。
凄い勉強になります!
防腐材、白蟻処理(30年)
家の外敵のひとつ、白蟻対策ですが、建ててすぐは各メーカーそれぞれの手法で白蟻対策を行っているかと思いますので、数年は何もしなくても大丈夫です。(念のためご確認を…)
ですが、手法によっては10年~15年で防腐防蟻対策の液が気化して効果が薄くなるそうです。
メーカーによっては60年防腐防蟻メンテナンス不要(事実上半永久)とかもあるそうですので、営業さんに何年毎にいくら費用がかかるのか確認してください。
エコキュート交換費用
エコキュート設置を検討してる方のみですが、一般的には15年前後で1回は交換する目安だそうです。
こちらもエコキュートのメーカーによって価格はそれぞれですので、性能と価格のバランスを見て決めましょう。
蓄電池、パワコン交換費用(30年)
太陽光パネル、蓄電池、パワーコンディショナーの交換費用になりますので、太陽光一式を検討してる方のみになります。
こちらも 一般的には15年前後で1回は交換する目安だそうです。
こちらも、設置する機材のメーカーによって価格はそれぞれですので、性能と価格のバランスを見て決めましょう。
ちなみに、私は一条工務店の太陽光パネル一体化の屋根を採用していますので、屋根材と太陽光パネルのメンテナンス費用は0円になってます!
内装クロス交換費用(30年)
内装クロスも経年劣化による剥がれや汚れ、ペットによる傷により、30年に1~2回は変える方も多いそうです。
張替えにそこまで大きな費用がかからないため、気分を変えたい時とかにリビングのみクロスを変える方とかもいるそうです。
水周り交換費用
水周りとは、キッチン・トイレ・洗面台・洗濯機周りです。
30年も住んでいると、どこかしら故障や、水漏れ等は避けられなく、その修理費用の一般的に多めに見積もってザックリ50万前後かかる想定にしています。
雨樋メンテ交換、費用
雨樋(あまどい)も、外壁等と一緒で雨風、紫外線による劣化で故障が起きます。
雨樋の交換費用としてはそこまで高くないですが、こちらも足場の問題がありますので、
劣化が進んでいた場合は外壁や目地のメンテナンスと同時にやってしまうことをおすすめします。
畳交換費用
和室を検討してる方だけですが、畳も多少のメンテナンス費がかかります。
畳は表面が一度ボロボロになってしまっても、
裏表ひっくり返して再度使えますので結構リーズナブルです。
(飲み物系をこぼさなければですが・・・)
猫ちゃんなどを飼っている場合は結構交換早いかもしれません。
その他維持費
その他維持費は、30年も住んでいると、この項目以外の思わぬトラブルがあります。
もしくは、外構のメンテナンスや床ワックスなど、綺麗で素敵な家を保つ+αで費用がかかります。
そういった読めない費用とここに無い項目の費用を積んでいます。
(外構も入れたら10万じゃ全然足りてなさそうですので、多めに考えておくのをおすすめします)
30年合計維持費
ここまでご紹介した項目の30年後までにかかりそうな
メンテナンス・交換費を合計した金額になります。 凄い金額ですよね。
ここの費用はあまり営業さんが教えてくれないので、自らこういったシートを用意して
正しい費用をしつこいくらいに聞きましょう!
一生に一度の一番大きい買い物ですから後悔がないように!
「人によります」とか言われた場合は、そのメーカーの過去実績を教えてもらうか、
各項目のメンテナンス費用をネットで調べ、平均値より少し高め(1.3倍とか)で考えておきましょう。
1ヶ月の積立 維持費
30年間後の合計メンテナンス費用を借り入れ年数(35年ローンだったら420ヶ月)で割った金額になります。
メンテナンスに強いメーカーなら、月5千~1万ぐらいかかります。
メンテナンスに弱いメーカーなら、月1.5万~2万ぐらいかかります。
月々支払い(ローン+生活上の必須費用+維持費用)
ここまで算出したら相当信頼できる、月々の支払いになっています。
●住宅ローン(家を建てるだけでかかった費用)
●生活上の必須費用(光熱費や消耗品の費用)
●維持費(莫大なメンテナンス費用をあらかじめ毎月積み立てる費用)
この三点を合計した費用=家に住む続けるための現実的な月々の費用になります。
まとめ
●目先の費用の安さに騙されず、住み続けるための全てに費用を加味した金額を自分で明確化しましょう!
●ここまで費用の算出をすると、おそらく予算をオーバーしてしまう方も多いかと思います。
私も予算から500万円オーバーしてしまいました・・・
予算を決めたときはここまで費用を見ていなく、現実が見えていませんでした。
●背伸びせず、人生の優先順位を改めて考え、将来的に困らない予算と月々の支払いを考えましょう。
私はマイホームに関して、人生の優先順位が結構高かったので予算オーバーしたとしても契約を決めました。
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